みなさん、こんにちは!
「FigmaSlides(フィグマスライド)」をご存じでしょうか?
「FigmaSlides」とは、UI/UXデザインツール「Figma(フィグマ)」によって提供されているプレゼンテーションツールです。
「Figma」の強力なデザイン機能を活かし、スライド作成を簡単に行えるプラットフォームとして、多くのユーザーに支持されています!
本記事では、「FigmaSlides」の基本情報や主な機能、利点、実際の使用例を紹介し、ビジネスでどのように活用できるかを探っていきます!デザイン経験がなくても、この記事を読めば「FigmaSlides」を使いこなせるような手助けになれば幸いです!
Figmaとは
まず、「Figma(フィグマ)」とは、どういったツールなのでしょうか?
「Figma」は、デザイナーやチームがリアルタイムで共同作業を行えるデザインプラットフォームです。インターネット接続さえあれば、どこでも利用できるため、リモートワークにも最適です。
Figmaでできること
「Figma」は以下のように豊富なデザインニーズに対応しています!
- UI(ユーザーインターフェース)デザイン
- ウェブサイトやモバイルアプリのユーザーインターフェースをデザインできます。ボタン、ナビゲーションバー、フォームなど、インタラクティブな要素を含むデザインが可能です。
- プロトタイプ
- デザインしたUIを基に、ユーザーが実際に操作できるインタラクティブなプロトタイプを作成できます。これにより、ユーザビリティテストやフィードバック収集が容易になります。
- ワイヤーフレーム
- アプリやウェブサイトの基本的なレイアウトを示すワイヤーフレームを作成し、情報の構造や配置を視覚化できます。
- グラフィックデザイン
- バナー広告、SNS用の画像、ロゴなどのグラフィックを作成することも可能です!
- プレゼンテーション資料
- プレゼンテーション用のスライドや資料を作成することもできます。デザインの一貫性を保ちながら、視覚的に魅力的な資料を作成できます。
Figmaの特徴
そんな「Figma」の特徴とはなんでしょうか?
- ブラウザベース
- クラウドベースのデザインツールのため、特別なソフトウェアをインストールする必要がない。
- Windows、Mac、Linuxなど、さまざまなプラットフォームで利用可能。
- リアルタイムコラボレーション
- 複数のユーザーが同時に同じファイルを編集でき、変更が即座に反映。
- チームメンバー間のコミュニケーションが円滑になり、プロジェクトの進行が効率的に。
- コンポーネントとバリアント
- 再利用可能なUI要素を作成できるコンポーネント機能。
- 異なるスタイルやサイズのコンポーネントをまとめて管理できるバリアント機能により、デザインの一貫性を保ちながら効率的に作業可能。
- オートレイアウト機能
- コンテンツに応じて自動的にフレームを調整するオートレイアウト機能。
- テキストや画像の追加・削除に対してフレームサイズが自動で調整。
- デザインの手間の大幅な軽減。
- 無料プランから使用可能
- 基本的な機能を無期限で無料で利用できるスタータープランの提供。
- コストを抑えて活用できるので、個人や小規模チームにとって非常に利用しやすい。
関連記事:Figma(フィグマ)初心者必見!基本操作ガイド6選
FigmaSlidesとは
特にチームでの共同作業やプロトタイピングにおいて強力な機能を持つデザインツール「Figma」ですが、
ここでは「Figma」で提供されているプレゼンテーションツール「FigmaSlides(フィグマスライド)」について詳しく紹介していきます!
「FigmaSlides」は、デザインとプレゼンテーションのニーズが高まる中で開発されたデザイナーとそのチームのために作られた初めてのプレゼンテーションツールです。特にリモートワークが普及する現代において、チームでのコラボレーションを円滑にするためのツールとして注目されています。
FigmaSlidesの概要
ここでは「FigmaSlides」をMicrosoftのプレゼンツール「PowerPoint」と比較して概要を説明していきます!
FigmaSlides | PowerPoint | |
主な機能 | プレゼンスライド作成 リアルタイムコラボレーション デザインテンプレートの利用 | プレゼンスライド作成 アニメーションとトランジション プレゼンテーションモード |
特徴 | Figmaのデザイン機能を活用 クラウドベースでアクセス可能 デザインの自由度が高い 直感的なインターフェース | オフラインでも使用可能 豊富なアニメーション効果 幅広いテンプレートが利用可能 |
対象ユーザー | デザイナー マーケティング担当者 チームでのコラボレーションが必要なユーザー | ビジネスパーソン 教育者 一般ユーザー 学生 |
費用プラン | スタータープラン 無料 プロフェッショナルプラン(Figmaでのプラン) ¥1,800/シート/月額 (年額最大4割引) ビジネスプラン ¥6,750/シート/月額 (年額最大4割引) | 一度の購入で永続ライセンス(Office 365サブスクリプションもあり) |
難易度 | ★☆☆ 初心者でも使いやすいが、デザインに慣れが必要 | ★☆☆ 基本的な操作は簡単だが、高度な機能は習得が必要 |
エクスポート形式 | PDF、PNG、JPEG、SVGなど | PPTX、PDF、動画形式(MP4)など |
「FigmaSlides」は「PowerPoint」と比べてデザインに特化しておりビジュアルコミュニケーションを重視する人々にとって、非常に有用なツールであることがわかります!また、無料で始められるのも「FigmaSlides」の最大のメリットですね!
FigmaSlidesの機能紹介
「FigmaSlides」には一体どのような機能があるのでしょうか?本章では代表的な機能5つについて解説していきます!
- 豊富なテンプレート
- スライド作成
- リアルタイムコラボレーション
- プレゼンテーションモード
- FigJamボードとの連携
1.豊富なテンプレート
「FigmaSlides」にはデザインの雰囲気や製品、マーケティングやビジネスといった様々な業界や用途に応じたテンプレートが豊富に用意されています。
テンプレートは基本的なレイアウトやデザイン要素が整っているため、ユーザーは自分のブランドやプロジェクトに合わせて。色、フォント、画像などを自由に変更し、簡単にカスタマイズできます。また、スライド作成にかかる時間を大幅に短縮できます!
プロのデザイナーによって作成されたテンプレートによって、デザインの経験が浅くても、視覚的に魅力的で洗練された資料を作成することができます!
さらに、新しいテンプレートが定期的に追加されるため、常に最新のデザイントレンドを取り入れることができます!
2.スライド作成
「FigmaSlides」には、効果的なプレゼン資料を制作するための機能がたくさんあります。
機能例
- 発表者用のメモ
- 移動ツール
- テキスト
- 画像
- 図形ツール
- グラフ
- コメント
- デザインモード
- テンプレート
- 背景
- 色
- ライブインタラクション
- プレゼンテーションの最中にリスナーが直接アクションできる機能が用意されており、これによって発表者は聴衆の反応を直接受け取ることができます。
- オートレイアウト機能
- シンプルやカジュアルといったスタイルを選択するだけで、AIが自動でデザインを提案してくれます。
3.リアルタイムコラボレーション
自分にスポットライトを当てるといった機能により、今誰がどこを編集しているのか一目瞭然で把握することができます。
4.プレゼンテーションモード
プレゼンテーションにおいては、「プレゼンテーションモード」、「プレゼンテーション+メモモード」の2つのモードがあります。
「プレゼンテーションモード」ではシンプルなスライドのみの表示で、デザインやアニメーーションの確認をすることができます。
一方で「プレゼンテーション+メモモード」では、メモをもとに発表の流れを確認することができます。
5.FigJamボードとの連携
「Figma」では「FigJam」といったオンラインホワイトボードが提供されています。
この「FigJam」にブレインストーミングで出したアイデアを書き留めておくと、「FigmaSlides」が自動で要約しプレゼンテーション資料に変換してくれます。
変換方法
要約するFigJmaボードを選択→テンプレートを選択→アウトラインを作成
関連記事:「FigJam」の魅力と活用法:Figmaによるオンラインホワイトボードの新しいスタンダード
FigmaSlidesの活用シーン
「FigmaSlides」は以下のようなシーンで活用することができます!
ビジネスプレゼンテーション 企業が新製品の発表をする際に、デザインチームによる製品の特徴や利点を視覚的に表現するためのスライドを作成したり、リアルタイムで営業チームとコラボレーションができます。
マーケティングキャンペーンの提案 マーケティングチームがクライアントに対して新しいキャンペーンの提案を行う際に、デザイン要素を駆使してキャンペーンの目的、ターゲットオーディエンス、戦略を明確に示すスライドを作成することができます。
教育用プレゼンテーション 学校の授業やワークショップにおいて、教師が授業の内容を視覚的に分かりやすく伝えるためのスライドを作成することができます。例えば、歴史の授業で重要な出来事を時系列で示すスライドを作成したりコラボレーション機能を使って、他の教師と共同で教材を作成することも可能です。
FigJamの料金プラン
「FigmaSlides」は、基本無料で使用可能ですが、より機能が充実した2つの有料プランも用意されています。
スタータープラン | プラン | プロフェッショナルビジネスプラン | |
価格 | 無料 | 月払い:¥2,250/シート/月 年払い(最大4割引):¥1,800/シート/月 | 年払い(4割引):¥6,750/シート/月 |
使用制限 | ファイル:3個まで ページ数:無制限 プロジェクト:1件まで | ファイル:無制限 ページ数:無制限 プロジェクト:無制限 | ファイル:無制限 ページ数:無制限 プロジェクト:無制限 |
バージョン履歴 | 30日間のみ | 制限なし | 制限なし |
ライブラリ | なし | チーム全体 | 組織全体 |
音声会話 | なし | あり | あり |
組織の大きさやプロジェクト内容に応じて、プランを選択することができます。無料体験で気軽に「FigmaSlides」を始めることができます。
FigmaSlidesの活用例
では、実際に「FigmaSlides」を導入している企業の導入事例を見てみましょう!
Snapchat社の事例
Snapchatのプロダクトマネージャーであるシャーメイン・リーは、「FigmaSlides」を使うことでプレゼンテーション作成がスムーズになったと感じています。
以前は、デザインリードやエンジニアリングリードと協力してもプロセスがバラバラで、完成させるのが面倒でした。しかし、「FigmaSlides」の使いやすい機能により、視覚的にスライドを整理し、直接スライドを作成できるようになり、作業が効率化されたと述べています。
「FigmaSlides」を使うことで、プロセス中に必要なツールが一つ減り、デザインやプロトタイプを直接スライドに取り込むことが可能になります。
リアルタイムでの投票機能により、プレゼンテーションの進行が変わり、チーム全員が効果的なプレゼンテーションを作成できるようになると彼女は述べています!
引用元:Figma公式サイト「How a Snapchat PM uses Figma Slides」
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「FigmaSlides」は、デザインとプレゼンテーションを融合させた優れたツールです。直感的な操作性と豊富な機能を兼ね備えており、デザイナーやマーケティング担当者、教育者など、さまざまなユーザーにとって非常に有益です。特に、リアルタイムでのコラボレーション機能や視覚的なデザインの自由度は、プレゼンテーション作成の新しいスタンダードを提供しています!
「FigmaSlides」の魅力3つまとめ
デザインとプレゼンの融合
豊富なテンプレート
リアルタイムでの共同作業
今後の展望
今後も新機能の追加や改善が期待されており、ユーザーのニーズに応じたさらなる進化が見込まれます。これにより、ますます多くのユーザーに支持され、「FigmaSlides」はプレゼンテーションツールの中での地位を確立していくことでしょう。ユーザーコミュニティからのフィードバックを反映させながら、より使いやすく、効果的なツールへと成長していくことが期待されます!
最新アップデート情報
「Figma」は2024年10月3日に最新アップデート情報を公開しております。
以下の記事では、「Figma」と「FigmaSlides」、「FigJam」に搭載された新しい機能を詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。
関連記事:「【2024年10月最新情報!】Figma最新リリース:14つの機能を徹底解説!(後半編)」
関連記事:「【2024年10月最新情報!】Figma最新リリース:14つの機能を徹底解説!(後半編)」
みさなんも「FigmaSlides」を活用して効率的にプレゼン資料を作成してみましょう!
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