こんにちは、皆さんは「Figma」を知っていますか?
Figmaとは、ブラウザ上でデザイン制作ができる強力なデザインツールです。
特に、リアルタイムでの共同編集機能や豊富なプラグインが特徴で、チームでの作業効率を大幅に向上させます。
最近では、AI機能を活用することで、デザイン作業の自動化や迅速なプロトタイプ作成が可能になり、さらに効率化が進んでいます。
本記事では、そんなFigmaを更に効率的に活用するためのヒントを10個紹介しております!
ぜひ、Figmaマスターに近づくための一歩を踏み出してみましょう!!
Figmaの機能10選はこちら!!
Figmaとは

「Figma」は、ブラウザベースのデザインツールで、特にUI/UXデザインにおいて非常に人気があります。
リアルタイムでの共同編集が可能で、チームメンバーが同時に作業できるため、効率的なコラボレーションが実現します。
デザインの作成だけでなく、プロトタイプの作成やフィードバックの収集もスムーズに行えるため、プロジェクトの進行が迅速になります。
Figmaの基本情報
項目 | 詳細 |
会社の所在地 | アメリカのサンフランシスコで設立 |
主な使用用途 | UIデザインやワイヤーフレームの作成 プロトタイプの制作 Web広告やSNS用の画像作成 プレゼン資料の作成 |
料金形態 | スタータープラン: 無料(無期限) プロフェッショナルプラン: 月額料金が発生 ビジネスプラン: 月額料金が発生 エンタープライズプラン: 月額料金が発生。 |
難易度 | ★★★☆☆ 初心者でも扱いやすい設計で、直感的な操作が可能。 特にデザイン経験がない人でも利用できるノーコードツールとして評価されている。 |
Figmaの特徴
- リアルタイムコラボレーション: 複数のユーザーが同時にデザイン作業を行えるため、意見交換や修正が即座に反映されます。
- プラグインの豊富さ: Figmaには多くのプラグインがあり、デザイン作業を効率化するためのツールが揃っています。例えば、レイヤーの自動整理や、コンポーネントの管理を助けるプラグインがあります。
- AIの活用: FigmaはAI機能を導入しており、デザイン作業の自動化や効率化を図っています。例えば、テキストから自動でデザインを生成したり、プロトタイプをワンクリックで作成することが可能です。
「Figma」は、デザイン業務の効率化だけでなく、チーム全体のコラボレーション力を高めるツールです。
特にリモートワークが普及する中で、Figmaのようなツールは、物理的な距離を超えてチームの連携を強化するために不可欠です。AI機能の導入により、デザインプロセスがさらに進化し、クリエイティブな作業に集中することが可能です。
関連記事:[2024年(最新版)『写真でわかるFigmaのはじめ方ー登録から基本操作まで解説ー』]

Figmaの隠し機能10選
本章では、覚えておくとさらに効率性が向上するFigmaの隠し機能について10個ご紹介して行きます!
これを覚えてぜひ、プロジェクトの生産性を高めましょう!!
- レイヤー名にスラッシュ
- サムネイルの設定
- ナッジ機能
- アイドロッパーツール(スポイトツール)
- レイヤーの一括リネーム
- レイヤーの検索
- レイヤーのズーム
- 計算式の使用
- 選択したフレームリンク
- 自動余白の調節
1.レイヤー名にスラッシュ
レイヤー名にスラッシュ(/)を使うことで、書き出し時に自動的にフォルダが作成されます。
これにより、整理された状態で画像をエクスポートすることができます。
使用方法
例えば、レイヤーのタイトルを「Frame1」にした場合、一枚のフレームとしてダウンロードされます。
一方で、「/Frame2」にした場合、zipの中に一枚のフレームとしてダウンロードされ
「/figma/Frame3」にした場合、zipの中にfigmaのファイルが作成され、その中に一枚のフレームとしてダウンロードされます。


2.サムネイルの設定
プロジェクトの中の任意のフレームをサムネイル設定することで、プロジェクトの内容が一目で把握できるようになります。
使用方法
サムネイルとして設定:サムネイルにしたいフレームを選択し、レイヤー名を右クリック。
「サムネイルとして設定」を選択することで、プロジェクトのサムネイルが変更されます。その際に、レイヤーの左端にマークがつきます。


サムネイルの解除:また、「デフォルトのサムネイルを復元」から元のサムネイルを復元することも可能です。

3.ナッジ機能
Figmaでは「矢印キー」「SHift+矢印キー」を活用して、ピクセル単位で移動をすることができます。
デフォルトの設定では、「矢印キー」の小さな調整では1ピクセル単位で、
「SHift+矢印キー」の大きな調整では10ピクセル単位で移動をすることができます。
使用方法
「基本設定」「ナッジ」より設定を行うことができます。
一定の余白や移動を行いたい場合に、設定を変更することで効率的に作業を行うことができます。


4.アイドロッパーツール(スポイトツール)
アイドロッパーツール(スポイトツール)は、色の選択や管理を効率化するために使用されます。
このツールを用いて、他のレイヤーや画像から色を簡単に取得し、選択したオブジェクトに適用することができます。
使用方法
スポイトで任意の色を選択し、色を取得します。

ショートカットキー
「I」キーを押すことで、アイドロッパーツールをすぐに呼び出すことができます。
これによってブランドのカラーを正確に再現したり、デザインの色調を統一することが可能になります。
さらに、デザイナーがアイドロッパーツールを使用して、特定の画像から複数の色をサンプリングし、それらをカラーパレットとして保存することで、後のデザイン作業で一貫した色使いを使うことも可能です。
5.レイヤーの一括リネーム
レイヤーの一括リネーム機能は、選択した複数のレイヤーの名前を一度に変更できる機能です。
一括リネームを行うことで、レイヤー名を一貫性のある形式に整えることができ、後の作業がスムーズになります。
使用方法
複数のレイヤーを選択し、ショートカットキーMacでは[Command + R]を使用してリネームウィンドウを開きます。「一致するテキスト(省略可)」に変更したい部分を入力し、
「変更後の名前」に変更した後の表示を入力します。



また、新しい名前に変更したり、連番を付けることもできます。
例えば、「昇順」では「変更後01」、「変更後02」などの形式で名前を付けることができ、
「昇順開始位置」を10からに調節することで、「変更後10」、「変更後11」と任意の数字から連番をつけることができます。

6.レイヤーの検索
レイヤーの検索では、レイヤーパネル内で特定のレイヤーを検索することができます。
これにより、膨大な数のレイヤーの中から目的のレイヤーを迅速に見つけることが可能になります。
使用方法
レイヤーパネルの上部にある検索バーに、探しているレイヤーの名前や一部を入力します。

これにより、該当するレイヤーが表示されます。

また、レイヤー以外にもテキストや画像などに同じ文字が含まれている場合、フィルターで検索範囲を絞ることも可能です。

このように、複雑なファイル内で特定のレイヤーを簡単に見つけることができ、作業の効率が向上します。
7.レイヤーのズーム
レイヤーのズーム機能では、特定のレイヤーにズームインすることも簡単です。
使用方法
レイヤーパネル内で目的のレイヤーをダブルクリックすることで、そのレイヤーに移動、ズームインすることができます。

ショートカット
また、ショートカット[Shift + 2]により、マウスを使わずに迅速に選択したレイヤーにズームインすることもできます。
ズームアウトをする際には、ショートカット[Shift + 1]を使用できます。
8.計算式の使用
計算式の利用では、レイアウトにおけるサイズ変更で、加減乗除を使用し自動で計算することができます。
使用方法
足し算・加法では「+」を、引き算・減法では「-」を、掛け算・乗法では「*」を、割り算・除法では「/」を使用して、自動で計算を行います。

具体的には「100*2」と入力することで、元のサイズの2倍の「200」 にサイズ変更されます。

9.選択したフレームリンク
選択したフレームのリンク機能は、特定のフレームに直接アクセスできるURLを生成する便利な機能です。
この機能を利用することで、デザインファイル内の特定の画面や要素に迅速にナビゲートできます。
使用方法
リンクを作成したいフレームをクリックして選択し、 選択したフレームを右クリックし、「コピー/貼り付けオプション」から「選択範囲へのリンクをコピー」を選択します。
これにより、コピーしたURLから選択したフレームへの直接の移動が可能になります。

ショートカットキー
Macの場合は「Command + L」、Windowsの場合は「Ctrl + Alt + C」を使用してリンクをコピーすることも可能です。
10.自動余白の調節
自動余白の調節では、テキストやセクションの余白を本体に合わせてすぐに調節してくれます。
使用方法
テキストやセクションの枠の余分な部分を「ダブルクリック」することで、余白が消え、ぴったりに調節されます。


Figmaの基本機能
「Figma」にはこれ以外にも、基本的な作業を行うための機能が充実しております!
以下の記事では、Figmaの押さえておくべき基本機能について詳細に解説しております。
バリアブル機能
バリアブル機能:デザインの要素を一元管理し、プロジェクト全体で統一感を保つための強力なツール
【2024年最新版!】Figmaのバリアブル機能について徹底解説!

オートレイアウト機能
オートレイアウト機能:複数の要素を、自動(オート)で並べて(レイアウト)くれる機能
[Figmaオートレイアウト入門!初心者が知っておくべきオートレイアウトの基本を徹底解説!]

バリアント機能
バリアント機能:コンポーネントの異なるバリエーションを一つのセットとして管理するための機能
[Figmaバリアント機能入門!基本から活用方法までを詳しく解説!]

是非、これらの基本機能を活用してみましょう!!
まとめ
「Figma」の隠し機能を活用することで、デザイン作業の効率が飛躍的に向上します。
特に、プロトタイピングやコラボレーション機能を駆使することで、チーム全体の生産性が高まり、よりスムーズなワークフローを実現できます。これにより、デザインのクオリティも向上し、クライアントやユーザーに対して魅力的な体験を提供できるようになります。
継続的な学習と実践は、Figmaの機能を最大限に引き出すために不可欠です。新しい機能やテクニックを常に学び続けることで、デザインスキルを磨き、業界のトレンドに遅れずについていくことができます。
定期的にFigmaのアップデートをチェックし、実際のプロジェクトに取り入れることで、スキルの向上が期待できます。
最後に、読者の皆さんには、これらの隠し機能や上級機能をぜひ試してみることをお勧めします。
実際に手を動かしてみることで、Figmaの真の力を体感し、デザインの幅を広げることができるでしょう。
新しい発見やアイデアが生まれるかもしれませんので、積極的に挑戦してみてくださいね!!
関連記事:[【2024年10月最新情報!】Figma最新リリース:14つの機能を徹底解説!(前半編)]

関連記事:[【2024年10月最新情報!】Figma最新リリース:14つの機能を徹底解説!(後半編)]

コメント