2025年5月6日から8日まで、サンフランシスコのモスコーニ・センターでFigmaの年次デザインカンファレンス「Config 2025」が開催されました。

Config2024で発表された機能はこちら
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目次
新機能発表
Figmaは、Adobe、WordPress、Canvaなどの競合と直接対抗するため、新しいAI駆動ツールを発表しました。デザイン業務の効率化を大幅に進め、開発からコンテンツ作成まで幅広い作業をサポートします。
- Figma Sites
- このツールは、デザインから直接ライブサイトを構築できる機能を提供します。テンプレートやブロック、AI生成のインタラクションコードを使用することで、デザインからWebサイトが即座に立ち上がります。ユーザーは、テキストでの指示を基にアニメーションなどのインタラクションをAIが生成します。
- Figma Make
- AIコーディングツールで、AnthropicのClaude 3.7モデルを活用し、テキストから機能的なコードを自動生成します。これにより、プロトタイプやアプリケーションの開発が劇的に加速します。
- Figma Buzz
- マーケティングチーム向けのツールで、ブランド承認済みのテンプレートやスタイルを使って、メールやソーシャルメディア投稿を迅速に作成できます。AIツールを活用して、画像の生成や編集が可能です。
- Figma Draw
- Adobe Illustratorに似たベクター編集機能を提供し、ブラシやテクスチャ効果を使ったスケーラブルなデザイン編集がFigma内で可能です。これにより、デザインの一貫性と品質がさらに向上します。
- Auto Layout Grid
- FigmaのAuto Layout機能を進化させ、デザインからコードを使わずに精密なグリッドシステムを作成することができます。このツールにより、デザイナーは行と列で要素を簡単に配置し、より複雑でインタラクティブなレイアウトを簡単に作成できます。細かい間隔の調整が可能になり、精密で洗練されたデザインが短時間で構築できるようになりました。
これらの一部ツールは、Figmaの「フルシート」ユーザー向けにベータ版として提供されており、今年後半には一般公開される予定です。
Config 2025の開催概要
- サンフランシスコ会場
- 日程:2025年5月6日~8日
- 場所:モスコーニ・センター
- 内容:75人以上のスピーカーによる50以上のセッション、マルチトラックプログラム、Maker Spaceでの展示など。
- ロンドン会場
- 日程:2025年5月14日
- 場所:ExCeLロンドン
- 内容:15人以上のスピーカーによる10以上のセッション、仮想参加も可能。
注目のスピーカー
Config 2025では、業界をリードするトップスピーカーたちが登壇し、最新のトレンドや未来のデザインについて語りました。注目のスピーカーは以下の通りです:
- Andrew “Boz” Bosworth(Meta Reality LabsのCTO)
- Ebi Atawodi(YouTube Studioのプロダクトマネージャー)
- Jeff Staple(STAPLE / Reed Art Departmentの創設者兼エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター)
- Jude Sue(World Labsのデザインスタッフ)
- Annie Atkins(映画グラフィックデザイナー)
今後の予定
Config 2025のロンドン会場は、2025年5月14日に開催されます。仮想参加も可能で、詳細や登録については公式サイトで確認できます。
Figmaが発表した新機能や業界の最新動向についてさらに知りたい方は、ぜひロンドン会場にも注目してください。
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