皆さん、こんにちは!
IT化が進む中でリモートワークが増え、さまざまなツールを使うことでかえって非効率になってしまっていると感じることはありませんか?
本記事では、オンラインワークスペース「Miro」の概要と使用方法を徹底解説いたします!
「Miro」を使ってUXデザインプロセスを効率化しましょう!
Miroとは?
「Miro(ミロ)」は、オンラインでのビジュアルコラボレーションツールです。チームメンバーがリアルタイムで共同作業を行えるプラットフォームで、アイデアのブレインストーミングやプロジェクトの計画、デザインのプロトタイピングなど、さまざまな用途に利用されています。Miroのインターフェースは直感的で、誰でも簡単に使い始めることができます。
Miro | |
概要 | AI 搭載の統合型コラボレーションプラットフォーム |
特徴 | プロジェクトに必要なツールが統合 オンラインでどこでも使用可能 チームでのコラボレーション 豊富なテンプレート |
使用方法 | ・カスタマージャーニーマップ作成 ・研究インサイトの統合 ・フローチャート ・マインドマップ ・ブレインライティング ・アプリワイヤーフレーム |
難易度 | ★★☆☆☆ |
料金プラン | ・Free フリー 無料 ・Starter スターター 月額$8 ・Business ビジネス 月額$16 ・Enterprise エンタープライズ カスタム価格 |
Miroの重要性
リモートワークが普及する中、チーム間のコミュニケーションやコラボレーションがますます重要になっています。Miroは、物理的な距離を超えてチームが一緒に作業できる環境を提供し、アイデアを可視化することで、より効果的な意思決定を促進します。これにより、UXデザインプロセス全体がスムーズに進行し、時間の節約にもつながります。
Miroで何ができる? –UXデザインにおけるMiroの役割–
「Miro」では具体的にどのような機能が利用できるのでしょうか?ここでは、特にUI/UXデザインに焦点を当てて、その活用方法について詳しく解説していきます。
「Miro」でできること4選
- アイデア出し
- リサーチとインサイトの収集
- ワイヤーフレーミングとプロトタイピング
- UIフローチャート
1.アイデア出し
Miroのホワイトボード機能を活用して、チームでのアイデア出しを行うことができます。手書き機能やテンプレートを利用することで、自由な発想を促進し、さまざまな視点からのアイデアを集めることができます。
また、アップグレード版ではタイマーや投票といった機能を使うことができます。
2.リサーチとインサイトの収集
Miroを使用することで、ユーザーリサーチの結果を整理し、インサイトを可視化することができます。共感マップやカスタマージャーニーマップを作成することで、ユーザーのニーズや行動を深く理解し、デザインに反映させることが可能です。
※ユーザーリサーチ…ユーザーの行動の実態把握とそこに至るまでの思考を理解するための調査全般
3.ワイヤーフレーミングとプロトタイピング
Miroは、ワイヤーフレームやプロトタイプを作成するための便利なツールです。ドラッグ&ドロップで簡単に要素を配置でき、インタラクティブなプロトタイプを迅速に作成することができます。これにより、ユーザーからのフィードバックを早期に得ることができ、デザインの改善に役立ちます。具体的には、WEBサイトやアプリのワイヤーフレームをテンプレートから選びすぐに作成することができます!
4.UIフローチャート
UIフローチャートテンプレートは、設計プロセスを合理化し、コラボレーションを強化するのに役立ちます。これにより、チームはプロジェクトのUI(ユーザーインターフェイス)を簡単に視覚化して計画できるようになります。
※UIフローチャート…(UI)ユーザーインターフェースの設計やプロセスを視覚的に表現した図
Miroのはじめ方!
「Miro」の登録は非常に簡単です。ここでは登録方法をステップバイステップでわかりやすく解説していきます!
1.公式サイトにアクセス
公式サイトにアクセスし、「無料で登録する」ボタンを選択しましょう!無料で始めることができます!
2.登録
「無料で登録する」から、メールアドレスまたはSlackやGoogleなど外部アカウントを通して登録することができます。
3.質問事項に回答
5つほど質問が用意されているため、回答しましょう!
4.チームメンバーを招待
任意でチームメンバーをSlackやグーグル、メールアドレスを通して招待することができます。これによってチームで一丸となってプロジェクトを進行することができます!
5.プロジェクトの開始!
メンバーを招待したら、早速プロジェクトを始めて見ましょう!「Miro」には豊富なテンプレートが用意されており、カスタマージャーニーやマインドマップなどプロジェクト概要に合わせてテンプレートを選択することですぐに始めることができます!また、ゼロから構造を作っていくことも可能です。
実際の事例紹介
では、実際に「Miro」を導入した企業では、どのような効果があるのでしょうか?
株式会社NikonのMiroを活用したUI/UXのアジャイル開発
公式サイト:ニコンのMiro伝導の原点はUX・アジャイルへの果敢なチャンレンジにあった
ニコンは、UXデザインプロセスにおいて「Miro」を導入し、アジャイル手法を取り入れることで、ユーザー中心の設計を実現しています。
- Miroを導入した理由
ニコンがMiroを導入した背景には、UXデザインのプロセスをより効率的に進める必要があったことがあります。従来の方法では、会議室での模造紙やホワイトボードを使用してアイデアを出し合っていましたが、リモートワークの普及に伴い、物理的な制約が大きな課題となっていました。Miroは、オンラインでのコラボレーションを可能にし、チームメンバーがリアルタイムで共同作業を行える環境を提供するため、選ばれました。
- Miroの活用方法
ニコンでは、「Miro」を使ってユーザーインタビューの結果を整理し、ジャーニーマップやモックアップの作成を行っています。特に、情報を視覚化することで、チーム全体がユーザーのニーズを理解しやすくなり、デザインの改善に役立っています。また、プロジェクトごとにカスタマイズ可能なボードを利用することで、各メンバーが必要な情報を一元管理し、効率的に作業を進めることができています。
- Miroによる効果
Miroの導入によって、ニコンのチームは協業が促進され、情報の可視化が進みました。これにより、メンバー間のコミュニケーションが活発になり、情報ギャップや誤解が減少しました。また、プロジェクトの進行状況を俯瞰できることで、迅速な意思決定が可能となり、業務の生産性が大幅に向上しました。さらに、Miro上での活動記録を活用することで、レポート作成の効率も改善され、全体の業務フローがスムーズになりました。
まとめ
今回はオンラインワークスペース「Miro」の概要や特徴、登録方法や実際の活用事例を紹介していきました。
「Miro」では、リアルタイムでのコラボレーションが可能で、チームメンバーが同時にボード上で作業し、アイデアを即座に共有できます。また、300種類以上の豊富なテンプレートを活用することで、ブレインストーミングやプロジェクト管理を効率的に行うことができます。さらに、SlackやJiraなどの他のツールと統合することで、ワークフローをスムーズにし、業務の生産性を向上させることができます。
「Miro」を使ったUXデザインの利点は、チームのコラボレーションを強化し、プロセスを効率化することにあります。今後もMiroの機能は進化し続け、UXデザインの現場でますます重要な役割を果たすことでしょう。リモートワークの時代において、Miroを活用することで、より良いユーザー体験を提供するためのデザインプロセスを実現していきましょう。無料から使うことができるので、ぜひみなさんも活用していきましょう!
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