Adobe XDからFigmaへの移行を検討していますか?AdobeXDは2023年1月24日に単体契約を終了してしまいました。そこで代わりになるFigmaとは、クラウドベースでリアルタイムコラボレーションが可能な強力なデザインツールです。本記事では、両ツールの違いとスムーズな移行方法をステップバイステップで紹介します!
目次
Adobe XDとFigmaの違い
Adobe XDとFigmaは、どちらも優れたUI/UXデザインツールですが、それぞれ特徴があります。
プラットフォーム
- Adobe XD: 主にデスクトップアプリケーション(Windows、macOS)。
- Figma: クラウドベースで、ブラウザ上で動作するため、どのOSからでもアクセス可能。デスクトップアプリも提供されている。
共同作業機能
- Adobe XD: コラボレーション機能はあるが、Figmaほどリアルタイムではない。
- Figma: リアルタイムコラボレーションが可能で、複数人が同時に編集できる。
プロトタイピングと共有
- Adobe XD: 強力なプロトタイピングツールとデザインスペック共有機能。
- Figma: プロトタイプ作成、共有、コメント機能が充実しており、フィードバックの管理がしやすい。
価格
- Adobe XD: 無料プランあり、制限付き。有料プランで機能が拡張される。(2024年現在は単体での販売は中止)
- Figma: 無料プランあり、有料プランでさらに機能が拡張される。
Adobe XDからFigmaへの移行ステップ
ステップ1: Adobe XDファイルのエクスポート
- Adobe XDを開き、移行したいプロジェクトをロードします。
- 各アートボードを選択し、「ファイル」>「書き出し」>「すべてのアードボード」を選択します。
- エクスポート形式を選択(PNG、SVG、PDFなど)し、保存します。
- PNGでの保存 画像として保存されるため、フォントなど見た目のデザイン形式は保たれるが編集できない。
- SVGでの保存 レイヤーやテキスト形式を保ったまま保存されるので、移行後も編集できる。しかし、デザインが少し異なるので修正が必要。
ステップ2: Figmaへのインポート
- Figmaにログインし、「デザインとファイルを新規作成」からプロジェクトを作成します。
- メインメニューから「ファイル」>「画像を配置」を選択し、エクスポートしたファイルを選びます。
- エクスポートした各ファイルがFigmaのキャンバス上にインポートされます。
ステップ3: デザイン要素の調整
- インポートされたデザイン要素を確認し、必要に応じて修正します。
- AdobeXDとFigmaではフォント、色、影やアニメーションなどのエフェクトに微妙な違いがあります。
- そのため、代替フォントを使用したり、失ったエフェクトを手作業で復元、修正しましょう。
ステップ4: プロトタイプの再作成
- AdobeXDで作成したプロトタイプはFigmaに自動では受け継がれません。
- リンク、トランジション、インタラクションを設定し、Adobe XDで行った動作を再現します。
ステップ5: 共同編集とフィードバックの設定
- Figmaの共有設定を行い、チームメンバーやクライアントとプロジェクトを共有します。
- コメント機能を使用してフィードバックを収集し、リアルタイムで共同編集を行います。
まとめ
Adobe XDとFigmaはそれぞれ異なる特徴を持つ強力なデザインツールですが、Figmaのクラウドベースのリアルタイムコラボレーション機能は特に魅力的です。Adobe XDからFigmaへの移行は、適切なエクスポートとインポートの手順を踏むことで、比較的簡単に行えます。移行後は、デザインの変化を修正し、Figmaの豊富な機能を活用して、効率的にデザインプロジェクトを進めましょう!
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